透明人間
2010年 03月 15日
そんな疑問もあり、協働のまちづくり講演会に参加しました。
以前から、ボランティアで不登校児の学習支援をしているグループがある。
とのチラシを見ていたので、活動状況を知る為でもあります。
当日は各課題の分科会形式で会議が進められて、
その中に講師の望月さんが、
各グループを回って話の問題点を深めていただくというものでした。
私が参加したのは、『教育 文化グループ』。
さて、分科会が始まり内容を確認していく内に、子どもにとって大切な問題が、
理解よりも、把握されていない状況に驚きを感じました。
なぜなら、このまちの不登校支援とは、
外国から来た日本語がわからなくて困っている子どもへの学習支援、
不登校問題のみだったからでした。
その中には、まったく日本の子どもの現状を把握されていない方も沢山いました。
そこにいらっしゃる方々は元大学の教授や、民生委員さん、他、学識経験者さん達。
その他、大学生の教員免許を取得する為に勉強しにきている大学生さん。
どうして何年もの間、
一番身近な日本人の不登校・ひきこもり・ニート問題が
課題として持ち上がらなかったのか…
あまりにも残念でした。
もう、任せておけない。
そんな使命感が沸々と湧きおこり、
どうして望月さんがここに私を誘ったのか、よくわかりました。
居場所のない子ども達は、まちでも透明人間になっていたのです。
外国の子どもへの支援も本当に同じように大切な事です。
そして、日本の子どもへの支援も気付かなくてはいけない問題なのです。
そして、分科会のグループに望月さんが周ってきてくれて、
やっと、分科会のメンバーの方々の意識が変わってきました。
ほんとうの意味での、不登校の大きな課題が認識されてきたのかな。と、
今後のまちの変化を期待したいところです。