人気ブログランキング | 話題のタグを見る

風のとおり道 ✱ひきこもり支援相談士ブログ 不登校・ひきこもりの相談ご訪問承ります

一般社団法人 ひきこもり支援相談士認定協議会 地域統括代表 第KH01502号

不登校には親を矯正しさえすれば。それこそ最悪じゃ。

昔・昔、されどさほど昔ではなく、今はもう昔くらいの昔。
デキル君が不登校になってしまった時の担任さんのお話。

彼女には当時、とても熱ーい情熱を感じた。
しかし、その情熱とは、自己満足としかうつらなかった。



担任は学校に行けないデキル君の為に大きな植木を持参してきた。
そしてうつ伏せに丸まっているデキル君の前で
デキル君の母と父を叱責し始めた。

「いったい何をしてきたんですか!」と。


当時は引っ越してきて4ヶ月目。
転校間も無いデキル君の様子が変わり始めた2カ月目に母は異変に気が付き
担任に気を付けてくださいと、お願いした。

その時、元気なクラスの児童からちょっかいをだされ苦痛だ、と母には話してくれていたのだ。


連絡帳はまだとってある。

その時の担任からの返信。
「家の生徒に悪い子はいません。デキル君はとても楽しく過ごしております。」


転校生のデキル君は、家の生徒じゃないような書き方に感じた。








親がだめだから子どもが不登校になっちゃうのよ。
という浅はかな思考の教員や親は、わんさかいるものだ。

現実は違う。
実態を正確に把握すれば、すぐにわかる事だ。





親が一生懸命頑張っている家の子どもの方が、不登校になりやすいのだ。

だから、親には「力を抜いていいんですよ。 」と言える教員や心理士、カウンセラーでなくては、
現状はさらに子どもの首をみんなで締め付けるという、おそろしい事態が待っている。


ギャク男の通っている学校で、
学校支援として児童とかかわっている親が何人かいる。
元教員とか、大学の教授とかだ。

以前私が校長に打診されたので、この事だけははっきり伝えた事がある。
「自分の主張を押し付けるような方は、無用です。」

されどまだまだ「親ならこうあらねばいけない」とか、
「親がだめだから子どもが普通に出来ないのだ」という無恥なこだわりを抱えている大人が溢れている。


どっちが石頭で人を苦しめているか、深呼吸してから自分を振りかえってみて欲しいなー。
きっとそういう人も子どもの時は何かに反発して、これまで登りつめて来た人達でしょう。

苦しくはありませんでしたか?
楽しかったですか?
完璧な人だけを認めるのは、不完全な自分への鞭ではありませんか?
他人にそれを求めてしまっているのは、おかしくないですか?


対象への怒りや、自分の形にはめようとするポリシーの為に
カウンセラーなど相談員という役割をしている人は、実は案外います。

でも、苦しんでいる人がそれをされると、一時がんばれても、
その時だけでさらに凹んで終わります。
もっと最悪なのは、さらに子どもに対して辛く当るようになるのです。


やさしく見守っていただけたら、駄目な親でも、いいところを褒めてあげたら、
素晴らしいカウンセラーになれるのに…


なーんて、自分を反省しながら、
カウンセラーとは弱った者を見下す役割ではないのだ!
と、ひとり暗闇で悶々と思うわけです。

もんもん・もんもん・もんもん・もんもん 止らないじゃないか(;一_一)

ゆるーい調子が、いいのになー。
名前
URL
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

by futoukou | 2011-02-26 23:33 | 自己受容への歩み | Comments(0)

by *不登校、引きこもりのご相談は下記【プロフィールを見る】から
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31