公立は効率なんだなぁ
2009年 11月 03日
教室に貼り出されたギャグ男の二学期の学習と生活の目標。
もうすぐ音楽会のギャグ男の学校のクラスで用意された曲は
『ひょっこりひょうたん島』だそうです。
これが八才・九才のギャングエイジの彼らに怒りの火をつけてしまったようです。
『んなもんしんねーし』・・・そんな曲聴いたこと無いなぁ(平成現代語訳?)
『がちってんじゃねーよ。がちかよ』・・・勝手に決めるなよ。マジかよっ。(平成現代語訳?)
活発なこころを持つ彼らの怒りです。
こども達は、自分達を含めて話し合いをして、決めたかったみたいなんですね。
彼らからすれば、好きな曲をやりたいという意欲そのものを、根こそぎ刈り取られた悲鳴なんだろうなぁと感じました。
ぎりぎりまで信頼して任せてみて、
やっぱり助けて欲しいと言われてから手を貸してあげるくらいのゆとり教育でなくては、
子供は温室育ちのモヤシッコになっちゃうんでしょうね〜。
ゆとり教育ってそういうもんだと
ぺんぎんなりに捉えていましたが、実は全く違っていましたね〜。
そこで考えられる大人の対応は、
子供が迷ったり、これ以上自分達では限界だから助けて〜という悲鳴を上げる前に、
大人が先に先に手を出していたら、子供は考える事や、動く事からしなくなりますから、
目の前にある課題や難問に対して、
どうしたらクリア出来るかを
考えさせて体験させ失敗する経験値を上げていく事で、
上手いやり方を身につけさせてあげる事なんでしょうね。
まさに失敗は成功の元なんですね。
ちなみに、デキル君の文化祭のちびまる子の実写映画が完成したのは、
最終日の片づけ開始時間の20分前でした。(^^;)
二日間の上映予定は20回、
しかし実際は片づけ開始放送を無視しても、やっと二回クリアした状態でした。
待つ大人も、待たせる彼らも、ひやひやしながら、
やっとパソコンからプロジェクターへ送信された感激は、
映画の内容とはまた違う感動がありました。
これは失敗ではありません。
じもりに六年在籍して、やっと身につくこの時間の価値。
私の場合、自分で感じるまで、理解できるまで、
まるで先人の保護者は誰も強制したり、答えを教えてくれませんでした。
『大丈夫よ〜これもまた、必要な時間。』とさりげなく。
ぺんぎんなりに考えた事は、
こどもの教育に必要で大切な事は、間に合わす事では無く、
その為に何をしたかという、創造する事の大切さを解く
“意味づけ”なんですね。
実は、デキル君は、中1で一度だけ、
在籍校、自由の森学園の文化祭で行われる
後夜祭 ねぶたと打ち上げに参加していましたが、
今年二回目、
五年振りに最後になる(?)
後夜祭と打ち上げに参加したそうです。
デキル君は『完璧・成功』の前に立ちはだかる壁の高さ(もがく時間)が
更に自分を高めていけるという意味がわかって来たようでした。
それにしても、ギャグ男まで、自由に創造できる環境にこだわるとは・・・
自由は高いのよね(^^;)